インプラントとは

歯を失った部分に新しく人工歯根を埋め込み、 その上に人工歯を取り付けて従来の機能性・審美性を蘇らせる治療です。治療にあたって周囲の歯に負担をかけることもなく、円滑に「噛める」「話せる」といった天然歯の機能を再現できることが大きな特徴です。保険は適用されず、自由診療(自費)となります。
入れ歯・ブリッジとの比較
ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要はないことから、周囲の歯への負担もなく、それが1本でも多くの歯の寿命を延ばすということに繋がります。
入れ歯のような取り外しの手間も不要で、歯磨きがしやすく、口内を清潔に保つこともできます。
治療の流れ
- 1
- カウンセリング
- 2
- 精密検査
- 3
- 治療計画のご説明
- 4
- インプラント埋入
- 5
- 待機期間
- 6
- アバットメント取り付け
- 7
- 型取り
- 8
- 人工の歯の取り付け
- 9
- メンテナンス・定期検診
当院のインプラントの特徴
インプラントポリシー
インプラント治療を安全に施術し長期的に機能させるために、当院では以下の項目を最低条件としております。
- 患者さんと医療提供者の間にしっかりと信頼関係が構築されていること
- 全身的および局所的(口腔内)に健康状態が維持・コントロールされていること
- 口腔内において欠損部以外に疾病(むし歯・歯周病・ブラキシズムなど)がないこと
- メンテナンスのため、必ず定期的な受診が可能であること
サージカルガイド
当院のインプラント治療では、すべての手術において、正確かつ安全にインプラントを埋入するために、プラスチック製のマウスピース型のガイド装置を使用しています。この装置は、治療計画に基づき、インプラントの角度・深度・位置を正確に示し、常に最適な位置にインプラントを配置するための補助として機能します。
手術前には埋入のシミュレーションを行い、切開する歯ぐきの範囲を最小限に抑えながら、手術時間を短縮することが可能です。また、当院では全てのインプラント治療にこの装置を使用することで、常に手術の精度と安全性が向上し、患者様に安心して治療を受けていただける環境を提供しています。
メリット
・正確なインプラント埋入:計画通りの位置にインプラントを埋入可能。
・手術時間の短縮:手術が効率化され、患者の負担が軽減。
・低侵襲手術:最小限の切開で回復が早い。
・安全性の向上: 神経や血管を傷つけるリスクが軽減
ソケットリフト
骨を生成する技術で、歯を支える骨(歯槽骨)を再生します。
歯が欠損して時間が経過していたり、歯周病が重症化していたりして、骨量が少ない方は、歯科で「インプラントはできない」と診断されるケースがありますが、そのような方でもソケットリフトでインプラントが可能になる場合があります。
傷口が小さく、処置の時間が短いため、患者さんへの負担が少ないというメリットがあります。
メリット
- インプラントと同時に骨造成が可能:治療回数が少なく早く完了。
- 低侵襲:比較的負担が少なく回復が早い。
- 幅広い適応症:上顎の骨量が少ない患者でも治療可能。
デメリット
- 骨量が少ない場合は効果が限定的:より大規模な治療が必要な場合も。
- 術後の腫れや痛み:手術後に不快感が出ることがある。
- 上顎洞炎のリスク:合併症の可能性がある。
費用
上下各 | 110,000円 |
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インプラントのメリット・デメリット
メリット
・しっかりと噛めるようになる
・食物の味や、歯ごたえ・食感・温度などを楽しめるようになる
・ほかの歯に負担をかけない
・取り外す面倒がない
・見た目が自然・見映えがよい
デメリット
・手術が必要になる(入院は不要)
・治療が長期間になる場合がある
・一時的に(2~3日程度)、出血・違和感・痛みなどが起こる場合がある
・自由診療(保険適用外)のため費用が高額になる
治療期間・通院期間
治療期間:6ヶ月~1年程度
通院回数:5回~8回程度
インプラントの料金
インプラント 【手術から上部構造が入るまで】 | 1本 385,000円(税込) |
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GBR(骨再生誘導法) | 55,000円 |
サイナスリフト | 110,000円 |
インプラントを受けた後の注意点
インプラントを維持するためには、患者さんご本人の正しい歯磨きやプラークコントロールなどのセルフケアも重要ですが、メンテナンスのため定期検診に足を運んでいただくことも大切です。
骨の状態をチェックしたり、噛み合わせや口腔内の状況を確認したりということを行っていきます。
メンテナンスには3ヶ月に1回の頻度で通っていただき、少なくとも年3回〜4回程度のご来院を推奨しています。