全ては患者さんのために
我々の医療行為は全て患者さんの利益に結びつかなければいけない。
歯が悪くならない、歯を削らない、歯を抜かないために

吉田歯科医院では、一生涯自分の歯を維持できることを目標に、予防、治療、管理を一体としたシステムを導入しております。 従来の歯科治療は、悪くなって症状が出てから治す“削って”“詰めて”“かぶせて”“抜く”作業が中心で進められ、悪くなる原因にはあまり取り組みがなされてきませんでした。その結果、治療した所がまた再び悪くなったり、もたなかったりして何度も同じ箇所を治療したり、最終的に歯を抜かなくてはならなくなる事が多くありました。 しかし、残念ながら、これでは一生自分の歯を守ることはできません。歯、お口の健康を維持するために当院では予防、管理(メンテナンス)を受けることをおすすめしております。
この歯はどれくらい持ちますか?
これは私たちスタッフが患者さんからよく質問されることですが、下記のような統計が学会から報告されています。
修復物の平均寿命
- レジン充填 (5.4年)
- インレー (5.4年)
- クラウン (7.1年)
- ブリッジ (8.0年)
どのような修復物でもいくら歯を治しても従来のように悪くなってから考えるのであれば、平均6.4年しか持たないということになります。大体一本の歯は4回ぐらいしか治療はできませんので、一度修復した歯を同じようなパターンで治療を繰り返していくと、6.4年×4回=25.6年しか持たないという計算になります。ですから、壊れてから治すという治療ではなく、壊れないよう、悪くならないよう、予防と管理のための治療に取り組んでいただきたいと考えています。
管理(メンテナンス)とは?
P.M.T.C と言うもので、専門のトレーニングを受けたプロのスタッフ(歯科衛生士)が下記の作業を行います。
- 歯の面を5つに分けて、普段の歯磨きでは届きにくい所や汚れのたまりやすい場所の汚れを専門の機材を用いて徹底的に取り除きます。
- 歯の表面(エナメル質)を強くするフッ素を塗布、歯周病菌のかたまり(バイオフィルム)を破壊、取り除き、消毒します。
- 普段の家庭でのお手入れの不十分になりやすい部分を教え、ホームケアが正しく行えるよう指導します。また、それにあった清掃器具をお選びします。
- 噛み合わせの具合を確認します。
- 義歯等は消毒、研磨いたします。
- 管理の間隔はそれぞれの方の状態により(1カ月から1年に1回)設定しています。
歯の治療をすることが目的ではありません。一生涯ご自身の歯で噛むことができるように一本でも多くの歯とともに”歯ごたえのある人生”を過ごすことができるように、お口の健康を維持していくことが目標です。